Oracleのライセンスについてまとめてみる
Oracleのライセンスについてのおぼえがき
Oracleライセンスの種類
2017年3月時点で主に二種類
Standard Edition 2(SE2)とEnterprise Edition(EE)
機能の豊富さではSE2 < EEなので、EEはめちゃくちゃ価格が高い。
また、Oracle Databaseが稼働するサーバの物理プロセッサー(ソケット)数で必要なライセンス数が決まるプロセッサーライセンスとデータベースを利用するユーザー数でライセンス数が決まるNamed Userライセンスがある。
基本的にはプロセッサーライセンスを利用することが多い。
プロセッサーライセンスの考え方
プロセッサーライセンスは利用する基盤およびライセンス種類で数え方が変わってくる。
オンプレミスサーバの場合
オンプレミスサーバでSE2ライセンスを利用する場合、Oracle Databaseが稼働しうる全ての物理サーバ上のCPUソケット数をカウントする必要がある。
一方、EEライセンスを利用する場合、Oracle Databaseが稼働しうる全ての物理サーバ上のCPUコア数をカウントする必要がある。
ただし、CPUのメーカーなど種類によって最後に掛け算する係数たるものが存在し、多くのCPUは0.5という係数が当たっている。
最近の機器だと2ソケット、32コア、64スレッドなどなど。EEだとめちゃくちゃ高くなるが・・・
SE2であれば2ソケットなので2ライセンス、EEであれば32×0.5=16ライセンス、といった計算になる。
パブリッククラウドの場合
現在、Oracleが利用を許諾しているパブリッククラウドはAWSおよびAzureしかない。
これについて、2017年3月時点でのライセンス数の考え方はシンプルで、ハイパースレッドなど関係なくOracleが稼働する仮想インスタンスの仮想コア数(vCPU数)分のライセンスが必要となる。
なのでAWSではハイパースレッド有効にした方が同じvCPU数でも必要ライセンス数は半分か。
Named Userライセンスは滅多に出てこないからいいや。